獄ツナ小説(女体化・15禁)

□羽衣
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 そっと横に並んで、手の甲に手を重ねれば、それは二人だけに分かる合図で。
嫌がりはしないから、そのまま行為をおし進める。

ちょっと気が急いていたから、無理矢理唇を舌でこじあける。
ん、と言う声が漏れる。
全部味わいつくす。
唇、舌、耳を愛でながら、首をゆるく撫で。
シャツのボタンをはずして、柔らかな胸を触る。

そのまま、ベッドに押し倒して、スカートの中を手で探る。
…少し湿っている。
十代目の敏感な部分を撫でさすり、下着をはぎとると、とろんとした目がちょっとだけ恨みがましい目に変わった。
「なんです?」
「…なんでもない…」
ちょっと気になったが、行為をすすめることにする。
十代目の体は準備万端という感じで、これからのことに整えられている。
「いいですか?」
返事はなく、十代目は顔を赤くして静かに頷く。
手が背中に添えられる。





 行為自体はまあまあ良い具合に終わり、ティッシュでお互いを始末すると、ベッドに寝転んだ。
爽快感と充実感と、ほんのちょっとの気だるさ。
恋人じゃないと味わえない。
手を伸ばして、十代目の髪に触れようとすると、ぷいっとあっち側を向かれた。

アレ???
俺、なんかヤバイことしましたか?
さっきまでは普通だったのに。



続く
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