獄ツナ小説(女体化・15禁)

□「1010」 15禁
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ドォォォォォン!!


と、聞いたことのある爆音がして俺は煙に包まれた。
しばらくして、もうもうとした煙が引いていく。

くそ、と思うしかなかった。

俺はいつものように十代目のお部屋で、十代目に宿題を教えて差し上げていたんだ。
そこへ、あのアホ牛がやってきて騒ぎ出し、喧嘩になり、気が付いたらこのザマだ。
しかも、よりにもよって俺があのバズーカを受けてしまった。

と、いうことは。
俺は十年後に来てしまったってことなのか???!

完全に煙が引いたので、辺りを見回すと、そこは豪華な調度品の置かれた20畳ほどの部屋だった。
でかいベッドとサイドテーブル、ソファとソファテーブルなどが置かれている。

ふと、隣の部屋から足音がした。こちらに向かっている。
俺は、ついソファの後ろに隠れてしまった。(てか、なんで隠れてんだ、俺!)

ドアが開く音がする。
そのまま、足音の主はこちらにやってきた。
ソファに座る音がする。
ソファの下から向こう側を覗くと、黒いパンプスが見えた。
携帯をパカッと開くような音がした。

「うん。うん。それじゃ、後のことはリボーンとあたしに報告してね。
いつも通り頼むね。よろしく。」
!!
十代目の声だった。
いや、正しくは十代目より少し落ち着いた声、つまり十年後の十代目の声だった。
心臓が高鳴る。
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