獄ツナ小説(女体化・15禁)

□課外授業 1 15禁
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どうしよう。
逃げ出したい。

獄寺の部屋の白いシーツの上で、そう、沢田ツナは思っていた。


「お待たせしました、十代目」
獄寺くんの声がした。
うう。
振り向けない。


ぎし、とベッドがきしむ音がする。
心臓がばくばくして、口から飛び出そうだ。


「何かお飲みになりますか?」
「うん…ウーロン茶。」
飲み物を持ってきてくれた。
受け取って、口をつける。
が、味なんて分からない。

獄寺くんは、コーラを飲んでいた。

サイドテーブルにウーロン茶のペットボトルを置く。


「こっち向いてください…」
正直、キター!と言いたくなる。

「キスしてもいいですか?」
今更、Noと言えようか?
観念して、目を閉じる。
柔らかいものが、唇に当たる。
(今が、冬じゃなくて良かったな。唇がかさかさしてないから…)
そんなことを思った。

キスは初めてではなかった。
獄寺と付き合って1週間になる。

初めは、そっと触れるだけだったキスが深いものに変わる。
(あ…!)
彼の舌が入ってくるのが分かった。
ぴちゃ、と水音がした。
そのまま、舌をからませてきた。
「ん…」
肌が粟立つ。
前はこんなキスじゃなかった。
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