獄ツナ小説(BL・15禁)

□シロ・クロ
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「十代目、なんかすみません。俺暴走しちゃってて。あの…ありがとうございます。良い
記念になりました」
「う…うん」
何の記念だよー!と心の中でつっこみながらも、まだ心臓がバクバクしていた。
いや、皮膚表面がぞわぞわしてると言うべきか。
なんか、変だ、俺。
それに比べて、獄寺くんは一回出してすっきりして冷静になったみたいだ。
男のサガだと思いつつ、なんかムカつく。

…もう一回したい。
誘いたい。でも、なんて言えばいいんだ?こんな時。
いつも勢いでしちゃってるから、わからない。

向かい合う形で抱き寄せられた。
頬と頬、胸と胸、足と足が当たる。
「十代目」
うっ。ばれた。
俺のそこは、ぎちぎちに勃起していた。
恥ずかしすぎる。

無言で、くるっと身体を反転させられる。
あの穴に指が差し込まれる。
「もう一回…いいですか??」
無言で何度も頷く。
くそ。今、きっと顔真っ赤だ。
スカートを思いっきり捲りあげられ、バックの体勢で固い肉杭が差し込まれた。
「あぁ…アッ…はぁっ」
思わず声が出た。
「じゅうだいめ…可愛いです」
なんだ、それと言いたいが言葉にならない。
かわりに出たのは、悲鳴じみた声だけ。
「ああああっ」
先ほどのぬめりで、グチュグチュといやらしい音をたててストロークが始まる。
やだ。
恥ずかしい。
なのに、もう何も考えられない。
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