獄ツナ小説(BL・15禁)

□シロ・クロ
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彼が振り向く。その途端、ソファに押し倒された。
「うわぁ!!!」
「十代目、十代目!最高ですっ」
うーん…、こんなに喜んでるから、いいか。
でも、何が楽しいんだろ?そりゃー、可愛い女の子が着れば文句なしに良い衣装なんだろうけど、こっちは男でしかも貧相。
うーん?

いきなりディープキスされた。
「ん、んぅ」
ちゅ、ちゅ、と音がする。
目を閉じて味わってると、太ももに手が忍び込んでくる。
内太ももに手が這わせられる。
ゾクゾクした感覚が背筋を駆け上がってくる。

「あ」
獄寺くんの手が止まる。
「写真撮ってもいいですか?」
「えええ」
「ちょっとだけですから!」
獄寺くんがデジカメを持ってきた。
パシャ、パシャ、と音がして写真を撮られる。
マジかよー。
彼は夢中になって写真を撮ってる。全身を撮ったり、アップで撮ったり。
携帯でも撮ったりしてる。
「ちょ、ちょっと。画像、誰にも見られないようにしてよ!」
「大丈夫です。ロックかけておきますから」
ちょっと不安になる。
そんな撮影会のようなものが終わり、獄寺くんは満足したみたいでまた、俺の上にのしかかってきた。

耳を上から丁寧に噛まれる。
「はぁ…」
ため息が漏れる。
ここをこうされると、俺は凄く弱い。
へにゃーと力が抜けて、ちょっと涙目になってしまう。
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