獄ツナ小説(BL・15禁)

□「碧」 男娼パラレル 15禁
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部屋に入って、ソファに腰掛ける。彼も隣に座った。
他愛ない話をする。
今日は凄い天気ですねとか少し寒いですねとか、そういった会話だ。
彼は少し緊張してるみたいだった。
風俗には慣れてないんだろうか。
それとも、男とするのははじめてなんだろうか。

「シャワー一緒に浴びますか?」
と聞いてみる。
「え」
と彼が言う。
何か、俺変なこと言っただろうか。ていうか、シャワー浴びてもらわないと困るんだけど。
「その…、いいです。今日はそういうことをしに来たんじゃないんです。
今日はあなたと話がしたい。」
そこまで聞いて、俺は笑い出しそうになった。
もちろん、我慢したが。
こういった店に来て、何もしないで帰るというのか!!
金が勿体無いじゃないか。
彼の目をじっと見た。
どういうつもりなのか、知りたかったからだ。
と、そこで目の前の男が、かなり綺麗な顔立ちだということに気がついた。
全体的に凄くシャープで、目がとても綺麗だった。
やっぱりハーフは違うな。くそ。


「あなたは、覚えていないかもしれませんが、俺とあなたは昔会ったことがあります。」
「え!!」
「…やっぱり覚えてらっしゃらないんですね。次も必ず指名します。その時までに
出来たら思い出してください。」
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