今日からマ王!

□〇〇と隠語。
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食堂では、眉根をよせたグウェンダルがコンラッドを待っていた。

「警備ご苦労だった。それでどうだ城下は…」


「兵を配置してからは、だいぶ静かにはなったよ…。窃盗団の全体を解明するのに手間取ったが、ここ数日中には方がつくはずだ。」


「…そうか。引き続き頼んだぞコンラート。」

コンラッドに絶対的な信頼を寄せるグウェンダルは、ニヤリと笑った。


「…ああ。わかってるよ。」


コンラッドもそれに答えるように笑った。





そこへダカスコスが遠慮がちにドアを叩いた。

「お食事中ーっ、失礼ー致しますっ!」

「なんですか、ダカスコス。騒々しいですよ、どうしたのです?」

王佐ギュンターが品良く口元を拭いながらダカスコスに注意をする。



「はっ。申し訳ございません。…警備の方からウェラー卿に伝言です。“銀の梟が鳴く。”…との事です。」

コンラッドは、グウェンダルに視線をおくると、小さく頷いた。


「陛下、ちょっと失礼します。」


コンラッドは、席を静かに立ち上がるとテーブルを中座した。





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