ロマンチカ

□+線香花火+
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ポイッとベッドに放り投げられた美咲は、ベッドの上で勢い良く弾んだ。


「ぅわっ!なにすんだよっ!バカウサギっ。」

秋彦は、ネクタイを緩めるとベッドの上に腰かけ、体を起こそうとした美咲の体をシーツの上に押し戻した。


「だから…線香花火。」

「はぁ!?なんだそりゃ?」

「線香花火は、江戸時代に遡る…。」

美咲を組み敷いて、秋彦はニヤリと笑う。

「何のこっちゃ」と、眉をひそめる美咲に口づけ、スルスルとTシャツを脱がせた。



「……ぁ///。…んっ…ウサギさんっ…どこ触っ………ゃ…め…っ…。」


「ここ…硬くなってる。」

胸の突起を舌で転がし、強く吸い上げると…硬くなったそこを指で摘んだ。


「……ウ…ウサギさんっ…っあ……///。」


突起を甘噛みしながら、秋彦の手は美咲のわき腹を滑らせ細い腰に絡む。



「線香花火はな…火をつけた時に出来る牡丹という玉から始まるんだ。今まさに美咲のここは、それに値する。」


熱を持ち硬くなった芯を、下着の上から指でなぞる秋彦の榛色の瞳は、欲情の光を放つ。


「……な…に言ってんだよ。意味わかんねーし……。」



秋彦は、薄く笑うとスルリと美咲の下着から、それを取り出すとゆるゆると扱く。


「…っん……ゃだ…ぁっ…///。」

「なんで?こんなに濡れてるのに。」


秋彦は、美咲の先走りで光る芯の先端を指で弾いた。

「……っあ……弄んな……って。」

ヒクヒクと戦慄く美咲の下肢に秋彦は割ってはいるようにして、


「次に火花がたくさん出る様を“松葉”という。」

「……だからっ……さっきから…なに言っ…うわっ!?……ぁあっ…っ!」

秋彦が、美咲の芯を口に含むと舌を絡め…音を立てて吸い上げると、

痺れに似た感覚が美咲の背中を走り…あっという間に昇りつめる…。


「ウサギさんっ…ダメ…出るってっ…口離してっ…///。……ぁっ…くっ…!」

目の前でチカチカとハレーションをおこし…美咲は意識を持っていかれそうになるのを必死に堪える。


「…早いな。それに……濃い……。」

…デリカシーの欠片もありませんね…大テンテー……。

「してなかった?」

「す…するわけねーだろっ!」

「………それとも、俺にこうされるの待ってた?」


熱を吐いたばかりの美咲の芯を軽く扱き、一滴(ひとしずく)まで舐めとった秋彦は、その舌を美咲の窄まりへと移動する。


「……っ…///…やだっ!ウサギさんっ…そこっ………ぁっ…。」


「…美咲のここは、欲しいって言ってる。」


「そんなこと…な…い」


つぷっ…と秋彦の指が、美咲の中に侵入し…円を描くようにゆっくりと動き始めると…、内壁は波打つように奥へと誘う。

秋彦はシャツを脱ぐと…

「…入れるぞ。」


「……ぅ……ん…。」


美咲の下肢を大きく開いた秋彦は、己の自身をあてがうと…窄まりを押し広げるようにゆっくりと挿入していった。



「……あ…っ……ウサギさん……っ……。」


射精して萎えていたはずの美咲の芯は、みるみるうちに硬さを取り戻す。


「…美咲……動くぞ。」

「……ぅ……だめ…。」

「…大丈夫だから。力抜け…。」

「…ム…ムリっ……っあ…ウサギさんっ!」


秋彦の熱い楔を飲み込んだまま、繋がった部分がヒクつく。

「…美咲の中…すごく気持ちいい。」


緩く注挿を繰り返し…徐々に動きを早めた秋彦は

ひっきりなしに喘ぐ美咲の中に楔を打ちつけ、時折腰を引く。

虚ろに開いた瞳に秋彦の姿が映ると、待っていたかのように最奥まで貫いた。





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