エゴイストU
□+逆愛+
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何においても手を抜かない弘樹だが…さすがに、チョコの甘さがつらくなって来ているはずなのに、ずっと胸の辺りを弄っていた。
「…ヒロさん、もうそろそろいいんじゃないでしょうか?」
そんな弘樹を不審に思いながら、野分は少し腰をずらした。
「…そうだな。」
弘樹は、腰の位置をずらした野分のジーンズのフロントを緩めた。
「……ちょっ…///…ヒロさんっ…!?」
「…別に…いいだろ。」
………おかしい。
普段なら、絶対こんなことしないのに…と、野分は顔を覗き込んだ。
………やっぱり。
仄かに色づいた顔と、トロンとした瞳…。
………酔ってる。
確かに、ちょっとお酒も濃いめだったけど…こんなに…?
野分が顔をヒクつかせる。
そんなことは、ぜんぜん気にならないのか弘樹はジーンズを下げて、野分のそれを取り出し、じっと野分のそれを見て…パクっと口いっぱいに頬張った。
「……ぅゎ…っ…ヒロさんっ……そんな…奥まで…///。」
リズムよく上下させる弘樹の口腔は、酔いも手伝って…とても熱い。
トロンとしている弘樹の舌は、しっとりと絡みついて…野分も溜まらず声を漏らした。
「ヒロさんのも触らせて……。」
弘樹は、一瞬躊躇したように動きをとめるが…瞳を細め再び口淫を再開させる。
「…っ…ヒロさんっ……俺…いきそうだから…。」
弘樹は、嬉しそうに野分の先端の割れ目を舌先で突つき、射精を促すように舐め上げると野分の体にぞくぞくと快感が走り喉を晒す。
「……っ…ヒロさん…っ…///。」
野分の芯は、ドクンと脈うち弘樹の口腔に精を放った。
「………たまには…いいだろ?」
そう言って笑みを浮かべる。
弘樹の唇についた残滓を拭きとった野分は、
「…ヒロさん…今度は…俺にさせて下さい…。」
そう言って、弘樹に口づけた。
「…おい。…まだ…口ん中に残って……」
「…かまいません。」
「………ばか…///。」
…弘樹は
……コツンと野分の胸に顔をうずめた。
…野分に聞こえたのは
「…手加減しろよ。」
弘樹の小さな声だった。
(おわり)