エゴイストU
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野分は、目が不自由で過敏なオレを気遣っているのか…いきなり唇を合わせずに、
耳元から小さなキスを繰り返し、唇の感触を残しながら少しずつ近づいて来る。
野分の唇がもどかしくて、弘樹が顔を向けると…
優しく食むように、何度も口づける。
キスひとつするのにも、何かと不便で…ストレスを感じてしまう。
「なぁ…野分、これ、取ったらダメか?」
「くすっ。少し不便かもしれませんが、俺がちゃんとフォローしますから。」
………だからだよ。
クタクタになって帰って来たお前に、更に負担をかける自分自身が許せないんだ。
「取りたい。」
「今日はダメです。明日の朝から目薬ですから、ちょっとの我慢です。」
……その我慢が出来ねぇから言ってんだよ。
「…こんなじゃキスしか出来ない…。」
「出来ますよ。ヒロさんは、目隠しプレイでもされてるくらいに思って下さい。」
「…ばか言うなっ!///」
「ヒロさん…体で俺を感じて…。」
…ちゅっ。
野分は、弘樹の髪を梳くように撫でると軽くキスをした後、唇をペロリと舐め口を開くよう促した。
「…っ…のわっ…///」
慌てる弘樹を唇で塞ぎ、口腔を舌で掻き乱す。
「……んっ…ぁ…はぁ…野分っ……ゃめ…っ」
くちゅくちゅと鼓膜に届く音は、恥ずかしいくらい弘樹の欲情を煽り思わず顔を背けようとするのに、野分に阻まれ更に激しく舌を吸われてしまう。
胸に手を這わせた野分は、硬くなった突起に円を描くと
「ヒロさんのここ…尖ってる…。目隠しされると敏感になっちゃうんですかね…?」
「…そんなことな…っは…ぁ…そんなに……弄んな…っぁ…」
「…気持ちよさそうですよ…ヒロさんのピンク色の乳首…。」
そう言いながら、シャツのボタンを外して白い肌を晒した。
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