エゴイストU
□禁断。
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素早く野分にシャツを脱がされた上條さんは…
シャツの下に何も着てなくて…白い肌が露わとなった。
………うわっ!綺麗な身体してんなぁ…。
全部脱いだわけじゃないからシャツのはだけた感じが…また…色っぽい。
…腰…ほっそい!
こりゃ…野分じゃなくてもグラッとくるわ…。
「おい……///。こら!野分っ!てめぇ人前でナニ晒(さら)すんじゃーっ!」
野分を殴る鈍い音が響くが、
「…良かった。火傷してなくて…。」
…ねぇ…野分君…い…痛くないの?
今の音…めちゃめちゃ濁音だったよな?…それに関してのコメントは…ないの?
「だから、何でもねぇって言っただろ…///。」
……あ…上條さん…赤くなった…。
なんか…すごく可愛い。
野分がヤキモキするわけだ…。こんな人なら一度は抱いてみたいって思うもん…。
……っと、いけね…。こんなこと野分に気づかれたら大変だ…。
汚れたシャツを着替えにキッチンを離れる上條さんを横目で眺め…
野分に気づかれずに…そして上條さんにも抵抗されず…
…こっそり…上條さんを抱くための作戦を算段し始めた俺だった。
もちろん…2人の仲を裂こうなんて気は、これっぽっちも無いけれど…
禁断の果実のような上條さんに、一度は溺れてみたい…。
そんな身勝手な甘い誘惑にとらわれてしまう。
………だからこそ…絶対にバレないように…コトは慎重を要するのだ…。
………そして、綿密に且つ用意周到に練りに練った作戦が決行される日がやってきた。
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