シリウスブラック

□いつのまにか君が好き
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ルナはこの賑やかな騎士団本部で小さなため息をついた。


"気疲れする..."


ハリー達とは同じグリフィンドールで交流もあるが、何分学年が違うためにルナはあまり打ち解けられずにいた。

元来人見知りで、気を完全に許せるまでに時間がかかるのだ。


"せめてリーマスがいたらいいのに..."


気を許せる人物の不在にルナは顔を暗くした。

常に家にいる同僚生達の他には、モリーやシリウスがいるが誰とも上手く話せる気がしないのだった。

いい人なのだが押しの強いモリーは苦手であり、この家の主人であるシリウスは知り合って間も無く、絶賛人見知り発揮中である。

ルナは情けなく思いながらもどうしようもなくて、リビングの隅のソファーに腰掛けて蹲った。

それからしばらくして、ルナは少し気合を入れて部屋から勉強道具を持って来ると、教科書片手に宿題やら予習やらを始めたのだった。





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