シリウスブラック

□いつのまにか君が好き
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騎士団本部


少し前までとは比べ物にならないくらい賑やかで明るい空気が流れている。

ホグワーツが休みに入り、ウィーズリー家の面々やハーマイオニー、紆余曲折はあったがハリーも残りの夏休みを騎士団本部で過ごすことになったからだ。

そしてその中にはルナもいた。

ルナは9月から最終学年の7年生になるグリフィンドール寮生だ。

彼女の母親は病気がちで、ルナが2年生の頃に亡くなった。

父親は闇払いであり、彼もまた任務中に命を落としたらしい。

現在ルナの後見人はホグワーツの教師であるミネルバ・マクゴナガルとなっている。

なんでもルナの母親の古い知り合いということだった。

ルナは詳しく知らないが、面倒を見てもらえることが有り難かったため、深く聞くこともなく5年近くが経とうとしていた。

普段ならばミネルバと共に家に帰るのだが、今回はそうもいかずにルナも騎士団本部に身を寄せることになったのだった。






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