運命の恋

□3確信
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調合の手伝いも今回は今日で終わりだと、リズはより一層気合が入っていた。

もう、材料を入れる段階、火加減までは一人でできるとお墨付きをもらっている。

後は混ぜ方と、最初から最後まで一人でできるのかということだ。

正直、このリズのやる気と習得具合にスネイプも感心するほどだった。

成績は良いと思っていたスネイプだったが、この難しい脱狼薬を短期間で習得しつつあるこの状態までついてくるとは思っていなかったのだ。

決して本人を褒めたりしなかったが。

なのでリズはスネイプがそんなことを思っているなど露知らず、今日も覚えられることは全部吸収しようと意気込んでいたのだった。

「今日は混ぜる部分もやってもらう」

「はい。」

「取り掛かれ」

リズは材料を準備し、刻んだり粉末にして分量を量ったものをスネイプの来るまえにすでに用意していた。

なので鍋を火にかけて材料を入れていく。

次はこう、このタイミングで次の材料...それから、とリズはすでに暗記した手順を黙々とこなしていく。

順調に出来上がりかけたところで、スネイプが声をかけた。

「もう少しゆっくり混ぜろ」

「は、はい!」

リズはかき混ぜるスピードを緩めた。

「ふん。よし、火を止めろ」

「はい。

先生、どうでしょうか...」

「問題ないだろう。

後は服用者に味の違いを聞いてこい。

変わらなければ完璧な脱狼薬ということだ。」

「はい.....でも、先生、それは...」

「なんだね?怖いのかね?

クロフォード家の娘が人狼を」

意地悪い言い方にリズはびっくりした。

決してリズに取ったことのない態度だったのだ。

「いえ、人狼は怖くありません。

わかりました。持って行きます」

リズは小さな声で言ってから、ゴブレットに薬を注ぎ、教室を後にしたのだった。

「スネイプ先生は....ルーピン先生を嫌いなのかもしれない....」

リズは小さい呟いて、ルーピンの部屋を黙々と目指した。







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