一途な恋を黒犬と
□3動き出した時
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マリアが29歳になる年、ハリー達は3年生になろうとしていた。
そんなホグワーツの夏季休暇中。
マリアにとんでもない情報が舞い込んできた。
<シリウスブラック脱獄>
どうやって?いや、なぜ今?
どうしてそんな無茶をするのだろうか。
そうマリアは考えを巡らす。
が、考えても始まらないとマリアは結局シリウスを探すことにして家を飛び出した。
きっと今のシリウスは犬の姿だ。
そう検討をつけて探しはじめた。
"世間はハリーを狙っていると言っているけど...."
"うぅん、シリウスを信じてる。ハリーを狙ったりしないわ"
けれどはたとマリアは思いついた。
ハリーの様子を見に来るというのはあり得るなと。
そう思ったマリアはダドリー家近辺でハリーの様子を少々観察することにした。
すると....
ビンゴだ。
魔法を使ってしまい家を飛び出したハリーの前にシリウスが現れたのをマリアは目ざとく見つけた。
直後ナイトバスの出現でシリウスは逃走したので、マリアは逃すまいとシリウスが変身している黒犬を追いかけ始めたのだった。
人のいない森の中まで来た時、マリアはさっとシリウスの前に姿を現したのだった。
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