巻島

□巻島ss
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指定席



雪乃はファミレスに足を踏み入れて、待ち合わせた二人のいる席に向かった。

「お待たせ!裕介、東堂くん」

「おぉ雪乃ちゃん。

特別にこの山神 東堂の横に座るのを許可しよう」

そう言って自分の横の席をトントンと指し示す東堂。

「相変わらずだね、東堂くん」

「相変わらず美しいだろ?」

そんな会話をする雪乃と東堂の様子を見ていた巻島がすっと席を立ち

「お前の席はここだろ?」

と雪乃の手を引いて自分の隣に座らせた。

「裕介?」

「なんだ巻ちゃん、嫉妬か?」

「そ、そんなんじゃないっショ..」

そう言って視線を泳がす巻島。

雪乃は頬を染めて、東堂は

「ははは、巻ちゃん可愛いぞ」

なんて茶化した。




お題 確かに恋だった 様より
end
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