シリウスブラック
□雷
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ずっと前からルナの事が好きなのに
本人に言えないでいるんだ
今日みたいに本人に聞こえ
ないところではルナが好きだと言うくせに、だよ。
当のルナもシリウスが好きみたいだけど、まさかシリウスが自分を好きだなんて微塵もわかってない。
だいぶ鈍い上に天然さんだから仕方ないんだろうけどね。
しかもルナは無意識に人に甘えたりするから、シリウスはいつも気が気じゃないんだ。
それを横で見てる僕は面白いけれど、いい加減告白をしたらどうなんだと煮えたぎらない相棒に少し、ほんの少しだけストレスを感じるんだよ。
「まったく.....何かいい方法はないものかな?」
ジェームズは抱きしめあってソファに座っている二人から目を離して、思案しながらそっと部屋へと引き上げていくのだった。
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