運命の恋
□9再会と通じる想い
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「リーマス、何が食べたい?」
「リズの作るものなら何でも。
ああ、デザートは忘れないように」
「ふふっ、デザートはチョコレートづくしにするね」
「シリウスが機嫌悪くしそうだ」
「大丈夫、チキンをたくさん用意しとけば!」
「....よくわかってるんだね、シリウスの事」
「リーマス?」
「はぁ...すまない。
どうも私は独占欲が強いみたいだ」
「嫉妬?嬉しい」
リズはルーピンを見上げて微笑んだ。
「リズ、好きだよ」
「リーマス//
.....私も、好き」
そう応えたリズにルーピンは優しくキスをした。
「こ、ここ外だよ!」
顔を赤く染めてリズは抗議した。
「リズが私の恋人だって見せつけたくなったんだ」
「だ、誰に?」
「すれ違う男たちが皆んなリズを見てるの気がつかなかった?」
「き、気のせいじゃない、かな?」
「気のせいじゃないさ」
そういって再びルーピンの顔が近づき、リズは思わず眼を瞑った。
ルーピンはそんなリズを優しく見つめてから口付けた。
目を開けたリズにルーピンは
「もう一回するかい?」
そう言って笑った。
リズはそれに小さく頷いて自分から背伸びしてルーピンにキスをした。
ルーピンはそんなリズの行動に驚いて、
でも一瞬の後に優しく微笑んでもう一度リズに口付けるのだった。
"よく見たらリーマスを見てる女の人がいっぱいいて、嫌だったからって、恥ずかしい"
口付けをした後、リズは羞恥心と戦う羽目になったのだった。
そんなリズをルーピンは始終にこやかに見つめていたのだった。
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