戦国小説

□嫉妬
1ページ/15ページ

花の甘い香り





清らかで優しい
ふんわりと包み込む匂い










懐かしい香りだ――










「―佐吉」









沢山の降り注ぐ光の中でもそれに劣らない輝きを放っている。






花が開いたような笑顔はまた綺麗だ









「佐吉は賢い良い子だね―」








その香りに包まれて



暖かくて



心地よくて



深く瞼を落とす














嫉妬
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ