ノベル
□優しい悪魔
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歪んだ愛でもかまわない
偽りの愛でもかまわない
ただ俺は……
君といれればそれでいい
【優しい悪魔】
夏の暑い日差しの降るなか
だた今、屋上でサボり中
ガチャ―――
「あ!赤也発見!!きいてくれぇ〜ぃ!!!」
大声でおれの名前を呼びながら走ってきた
「ん…どうしたんすか〜?」
「あのなあのな!!!」
太陽の光と丸井先輩のキラキラした瞳が眩しい
「俺なァ……好きな人できたかもしんねェ♪」
―――は?
「さっき廊下ですれ違ったんだけどよ、その瞬間ビビビッ!!ってきたんだよ!これって運命だよな!?」
俺は丸井先輩と出会ったときから運命だと思ってた。
入学してテニス部に入った。
そして、両思いになって
付き合って
のんびりと過ごす
はずだったのに……
「な?赤也協力してくんね?」
どこで狂った??
。