甘い夢を

□嫌いな食べ物…
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1、ジム


じっと見つめる彼女の瞳。

『ジム〜?』

『…What?』

やけに明るい彼女。
俺はどうすればいいのだろう…


【〜ジムの場合〜】


『何で食べないのかな〜?ねえどうして??』

『……』

おもわず黙り込んでしまう俺。
だって目の前にこんなにたくさんの…

『ジムに嫌いなものがあるって言うから、わざわざ買ってきたんだよ〜?』

『な!?一体誰から!!!?』

『カレンから♪』

彼女は下で寝ているカレンに視線を送る。

『カレンから!?どうやって!!!?』

『嘘。ヨハンからよ!』

(ヨハン……)

ちょっと殺意がわいた。

『本当に嫌いなんだね。めずらしいな…』

『Why?』

『ジムって嫌いなものないのかと思ってたから!』

とびっきりの笑顔で答えられるとそれは、楽しんでいるようにしか見えなくなってくる。

『あのな…』

『そんなに不味いかな〜?』

彼女がそれを口に運んだ。







ガタンッ






俺はすぐに思いついたことを実行した。
彼女の口の中に入ったものを舌をつかって俺の口の中に移した。

『なっ…あ、はああ!?』

恥じらいより、驚きの方が強く感じているらしい。

『こうしてくれたらevery dayでも食べるぜ?』

『何言って…!』

『ああ、たしかたくさんboughtしてくれたんだっけ?
じゃあ…』

『まさかこれ全部……!!』

『Of course!!』

こうして俺は嫌いなもの食べたのである。
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