ZZZ‐2
□聞き間違いシリーズ
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「昨日の夜は激しく鳴いてたのにな」
牛鬼のその一言に、名無しさんは頷いていた。
「そうだね。激しく鳴いてた…けど、」
「まったく、あんなに激しく相手を求めるのもどうかと思うが」
「まぁ、まぁ…」
牛鬼の苦笑する声に、名無しさんの宥める声が続く。
「でも、うねうね動いてた…」
「それはよかっただろう」
「…うん…げ、元気そうだしね」
「実際、元気なのだろう」
そんな苦笑をしながら答える牛鬼に、名無しさんも頷いた。
「き、今日も激しく…鳴かれたり、しちゃうのかな」
「そうだろうな。まぁ、多少激しくはあるが、気にならないだろう」
「本当に、激しいよね…」
「気にならないように、してみるか」
「そ、そんなことできるの?!」
この会話を聞いて、さて。
貴方は何を想像したでしょうか。
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