ZZZ‐2

□通う2
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悶々とした日々を送りながら、名無しさんは今日も家の布団の中で悩んでいた。

何せここ4ヶ月、牛鬼のいるお店に行っていないのだ。

「エネルギーが足りない…」

くすん、と鼻を鳴らして、名無しさんは牛鬼に会いたい気持ちを放置して眠りにつく。




もうそろそろ―会いに行ってみようかな…


眠りに落ちる前、名無しさんがふと頭に浮かんだ言葉に、翌日直に従うことにした。
会社に行った後、牛鬼のいるお店に行こうと決めて着替えをかばんに詰め込む。

「…や、やっぱり…」

やっぱり、だ。
何気なく用意していたのだが、これはアピールしているうちに入るのかもしれない。

ただ、働いた格好のまま行きたくないと思うのは、相手を気遣ってのこと―。
お客である自分が言い訳がましいが、そう思うことにしてさっさと洋服を入れたかばんを持ち上げる。

だが、あの時牛頭丸にいわれた言葉が、妙に頭の中をリフレインした。




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