単話

□君とキミ
2ページ/7ページ

「─どうして、目の前にいるのが小狼くんじゃないんだろうって」


ベッドにうつ伏せてシーツを握りしめ、苦しそうに辛そうに言うサクラ


「サクラちゃん…」


サクラちゃんの気持ちは痛いほど分かる

俺も何度そう思ったことか



──あの少年を見る度に辛くなる───────






次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ