単話

□歪んだ愛
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足を曲げ開けさせられると何かが後孔に入ってきた

(!!!?)

「っや…」


異物が入ってきたことに戸惑い、それが弟の指であると理解した


「やめ……っん」


(もう、嫌だ…)





止めてくれ

動いていてる指が気持ち悪い…





本当にそう、心の底から思う






のに








身体は




気持ちいい…

もっと欲しい








この矛盾が…苦しい


────いや…だ───












指を増やして更に中を愛撫し、奥へと進んでいく

虚ろな目をして喘ぐ兄になんとも言えない嬉しさが募るばかりだった


「っ、…ひゃあっ!…」


不意に兄は高い声を出しのけ反った

確認するようにもう一度その場所を撫でると、また悲鳴が上がった


「見つけた」


小狼は笑うと指を出し自身を後孔に宛がった


「っあぁ。いっ…」


流石にきついが先程よく馴らしたので少しずつ入っていく

だが、力が入っているのか中々思うようにいかない

少しでも力を抜けさせるために痛みで顔を歪めている兄に深く口づけした

兄が口づけに気をとられた瞬間に一気に身を沈めた

「んんっ」
「っはぁ…兄さん…」

唇を離すと兄を抱き締め、胸に頭をつけた

「やっと、…つながった…」

幸せそうに笑って、身を起こすと律動を始めた

「んふ、…っ……あ」




─次第に早めていく───


時々揺れる腰

律動する度に出る嬌声


兄の全てに高揚を感じていた




「…もう、イっていいよ。兄さん…」

再び起ち上がり液体を溢す兄自身を擦りながら前立腺を思い切り突く

「…あっ……ああああ、…っ!!」

中がギュッと締まり、その締め付けで小狼もイった







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