単話

□歪んだ愛
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頭が朦朧として何も考えられなくなっていた

呼吸しているだけで精一杯でパジャマのボタンを外されていることに気付かなかった


「っあぁ…」


胸に柔らかいものを感じた

嘗められて…いるような


くすぐったいような

今まで感じたことの無い感覚が背中を走る





















嬌声をあげ喘ぐのを見ながら、俺は兄さんの乳首を舌で愛撫していた

左手でもう片方も弄る

押したり、つねるように擦ったり、軽く引っ張ったり…爪で引っ掻かれるのが一番感じるらしいことが分かった


「っあ、は…んん」


俺は布団を退かしベッドに入り、さっきよりも強く愛撫した


「っはぁ、…っふ」


兄さんのズボンを下着ごと脱がすと既に起ち上がっていた性器を触った


「やぁ……あっ」


兄さんはビクッと背中を震わせた


ゆっくり強弱をつけて上下に擦っていく












「っはぁ……んっ、ケホッ…っはぁ、はぁ…っゲホゲホ」


(苦しい…。頭がボーッとする………。…………熱い…)

目を閉じて咳込む


ふわ…

(…?………)


何かが頭に触れている

目を開けるとこちらを心配そうに見つめている弟の顔があった













「兄さん…」
「ゲホッゲホ…ハッ、ケホ、ゲホゲホ」

急に咳き込み出した兄に驚いていた

(そうだ…風邪引いてたんだ)


慌て兄を起き上がらせ抱き締める形で背中をさする


「ゲホゲホ…ゲホ、ゲホ…ケホ…ハァ、ハァ…ケホッ…」



しばらくそうしていると次第に咳が落ち着いてきたので、そっと寝かせた


「ハァ、…ハァ……ケホ」


(…………)


小狼は静かに汗だくで胸を上下させている兄を見ていた
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