novel

□序章-散華-
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散る散る

華の花弁が散ってゆく。

花は儚い

命も儚い


昨日までの幸せが

今日になったら消えている。


離れたくない

離したくない


逝きたくない

逝かせたくない


抱き締めていて

抱き締めている

ずっと、永遠に。



彼の人の温もりは冷めることなく生き続け、

永久の誓いを忘れさせはしない。



いつの日かまた逢える。

それまで、さようなら。
 

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