DEATH

□near対策
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「メロ、
一体何をしているんですか?」

ニアはいつものように
パズルを組み立てながら言った。

「なにって、
おまえと遊んでやってんだろ。」

「余計なお世話です。
1人にしてください。」


ニアの部屋には
愛用の玩具がたくさんあった。

「おまえさあ、
1人でこんなことしてて
楽しいか?」

ニアは
俺たちが遊んでいるとき、
必ず1人になって遊ぶ。

「わたしは
1人が好きなんです。」

「好きって...」

ニアはパズルの中の
ピースを1つとりだした。


「メロにはできても、
私には大勢で遊ぶことは
できないんです。
私はこのピースの様に
孤独があってるんです。」


こいつ......

「おまえは逃げてるだけだろが。

もしニアがそのピースだとして、
他のピースはどうなるんだよ。
パズルも
おまえも
他のピースと合わさってこそ、
完成するんだろ」

ニアは逃げてる

他の友達から。
俺から。

そして自分の心からさえ。

こいつにとって
自分で手に入れるのが
できないもの
それは

友達だ。

「メロ....」



ニアは俺の服の袖をつかんだ。

「わたしが間違ってましたよ。私は気が付くべきだった。」 

ニア、
わかってくれたのか。

「やっぱり、あったときにロジャーの所につれてくべきでした。
今日
メロはおかしいです。  気をしっかり持ってください。」



ニア。
バカにしてるのか....




もうだめじゃん。
そう思った。
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