日常話
□思い出し萌え
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【同級生の男子】
中学生の時、学年の男子の半分以上が、私より身長が低かった。
女子では学年1デカい女子だ。
髪は伸ばしていたが、『声変わりしたの?』と、女子に尋ねられるほど声の低い私は、《実は男》説が流れていた。
高校に入ってからは開き直り、髪を切り女子を口説いたり(冗談ですよ?)していたが、この頃はまだできなかった。
恋愛沙汰に巻き込まれてから、なんとなく女子が苦手だった。
が、タラシ癖は元々あったらしい。
アレは理科の授業中だった。
理科室で同じ班になった男子K君とO君。
どちらも華奢で色白のゲーム仲間。
K君はイラストが上手でO君はバカみたいに頭がよかった。
ノートにイラストを描いていたK君。
ふと気付くと、手がとても綺麗だったので、思わず
「K君ってさぁ、手ぇ綺麗。指も長いし、肌も爪も綺麗だね。羨ましいな」
と、何気に手をとりながら言って顔を上げると、そこには真っ赤な顔をしたK君が!
えぇ!何それ!
するとO君は、
「おまえなぁ、それはやっちゃダメなんじゃないの?」
と、言われて気付いた。
やっちまった。私、女子だった。と
素でフラグ立つような事言ってんじゃねーよ、過去の私。
男だったら惚れられてたぞ。
っていうか、O×K←私で既に完成?
今や、あの時のOがヤキモチ焼いているようにしか思えない。
腐ったなぁ、自分。
あと、掃除をしないOを胸倉掴んで床に投げ倒したことがあります。
そん時もK君一緒だったなぁ。
すぐさま駆け寄ってたなぁ。
あぁ、腐ったなぁ…。
回想でこれだけ萌えられるなんて。
因みに、私の属性は攻めっぽいけど受けらしいです。
過去を男変換で見ると楽しいなぁ。
女としては間違ってるけどね。