古キョン


□二年参り
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古泉から二年参りに誘われた。





今更神頼み?


お前の神はハルヒじゃないのか?





そう言うと、奴は困ったように笑い、





『二年参りは口実で、年の始めにあなたの隣にいるのが、僕でありたかったんです』





と、顔色一つ変えずに言い切った。





言われた俺の方は、どんな顔色をしているのか。





それは、俺の反応を見てとても嬉しそうな古泉が答えだ。





俺も、こいつと同じ顔をしているのだろう。
















ドラマのようなキザな台詞を馬鹿にしていた俺が、こいつのこんな一言を嬉しいと思ってしまうのが、何だかとても悔しかった。






End
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明けましておめでとうございます

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