FE駄文部屋

□花見日和
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「わあっ!綺麗だね!」
「そうだねっ!」




この日、ノルンはゴードンと花見に来ていた。
桜の花も満開で、ノルンはとても満足していた。ある人物がいるのを除いて。



「なんでアンタがいるのよ!」
「なんでって?そりゃあ可愛い弟が俺を差し終えてデートなんかしちゃってるから心配なのよ。色々と。」
「トーマスさん!冗談もいい加減にしてください!」



ある人物とは、そう。トーマスである。
トーマスは二人のデートをいつも邪魔してくるのだ。



「てゆうか私達のジャマする暇があったらデートしてくれる相手探せばいいじゃない。」
「相手がいたらこんな苦労しないっつーの!」
「じゃあモテないくせにジャマしないでよ!」
「ノルン・・・。トーマスさん・・・。」



「「うるさい!ジャマしないで!(邪魔するな!)」」



・ ・ ・ ・



(なんかあの二人って仲がいいな・・・)



「あっゴードン!」
「あっザガロさん!」



ゴードンが遠くから二人を眺めていると、ザガロに会った。



「どったの?」
「いや、あの二人が・・・」



ゴードンが指差した方を見ると、ノルンとトーマスが何かを言い争っている。
たがザガロにとってはいつもの事で、ため息を吐いた。



「・・・ドンマイ。」
「ありがとうです。」
「ゴードン!待たせちゃってゴメンね。あ、ザガロさん。」



ケンカが終わったのか、ノルンが帰ってきたのでザカロは去る事にした。



「じゃあ俺はもう行く。ノルンちゃん、あんまりトーマスをからかうなよ。アイツ本気になるから。」
「ありがとうございます。ゴードン、行こう!」
「え、あ、うん。」



それからトーマスの姿を見たものはいなかった。




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