無双の間

□端書きSSS
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陣営にて。(三國6・会話文)



孔明:「…司馬昭殿、一つ伺いたいことが」

司馬昭:「え、諸葛亮殿が俺に?何です?」

孔明:「王元姫殿の衣装…もしや司馬懿殿が贈ったものでは?」

司馬昭:「あ〜そうそう。誕生日の祝いに父が元姫にやった衣装です。意外でしたね〜、父がそんなことするとは」

孔明:「……やはり」

司馬昭:「でも、悪くない趣味だと思いませんか?元姫に似合うし、胸元の開き具合もイイ!」

孔明:「……」

司馬昭:「いや…え〜と、元姫の衣装がどうかしました?」

孔明:「…あれ、私が昔、五丈原で司馬懿殿に送りつけた衣装なんですよね………」

司馬昭:「はい…!?」

孔明:「私の挑発をかわすばかりか、息子の嫁への贈り物に再利用するとは…司馬懿殿、恐ろしい人ですね…」

司馬昭:「あんなフリフリで胸の谷間全開な衣装を親父に送ったあんたの方が怖ぇよ!!」

孔明:「司馬懿殿は寒色系の方が似合うかなとか、透け素材はやり過ぎかなとか…色々と悩んだ上での選択でした」

司馬昭:「他に悩まなきゃいけないこと一杯あっただろ多分!つうか持って帰んなよ父上も!」

孔明:「ちなみに、寸法も司馬懿殿に合わせてあります。…つまり王元姫殿と司馬懿殿は同じスリーサイ…」

司馬昭:「そんな情報知りたくなかった!」



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