無双の間

□花巡日記
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※甘凌視点の日記風。
他の現パロ話と同じ世界で数年後設定です。




6月2日(凌統)
何気にカレンダーみてて気づいたけど、俺らこのアパートに住んで今日で七年目。てことは甘寧と暮らして七年経ったってわけね。先行きとか何も考えずに発作的に始めたような同居だけど、意外に長持ちしたもんだ。
まあ、これからも二人でこの調子でやってけりゃいいなと思うよ。
…よろしくね。

 
6月3日(凌統)
家に帰ったら俺のベッドに猫がいて、超びっくりしたんだけど何。この猫どちらさん?て戸惑ってたらバ甘寧出現。同僚の飼い猫預かったんだと。ここペット可だっけ…?一週間預かるくらいなら大丈夫かな、と俺が考えてんのに何も考えてないバ甘寧…あっこら、猫にタコ刺し食わすな!人間の食い物無闇にやっちゃ駄目だろ!はあ…危なっかしいね。あんた生き物の世話なんか出来んの?て聞いたら、昔ハト飼ってたぜ!て返ってきた。ハト…。


 
6月4日(凌統)
朝、大家さんが庭の掃除に来てたんで手伝いつつそれとなく聞いてみたら大型犬とかは駄目だけど室内で飼えるサイズなら大丈夫だって。一安心。
すっかり我が物顔で寛いでる猫くんは丁奉さんちの子らしい。銀色の毛並に翠の目でなかなか綺麗な子だね。猫は好きだしまあいいんだけど、甘寧は朝から晩まで仕事だし実際世話すんの俺になるよね当然。いいけどさ。預かる前に俺に一言聞けっての!あ、そういえばこの子の名前は?
「コラ夫」
はい?
「最初に飼ってた長政が考えた名がコラ夫。丁奉はリュリュとかって呼んでたな」
…丁奉さんちの子になって良かったねリュリュ。


 
6月5日(凌統)
甘寧、朝飯に買っといた食パン丸々一斤食いやがった。育ち盛りか。
仕方ないので俺の朝飯は余り飯で作った鶏粥ー。ついでにササミを茹でてリュリュにやったら凄い食いついてた。可愛い。
甘寧、俺の鶏粥まで手を出そうとしたのでケツを蹴り飛ばしてやった。
可愛くない。



 
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