NoveL
□*邪魔者
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並盛中、応接室。
今日もソファに並んで座っている二人がいた。
「ふぁ〜」
「雲雀さん、寝不足ですか?」
「んー」
「目が赤いですよ〜?」
「確かに今日は眠いよ」
「お仕事ですか?」
「書類だよ」
「大変なんですね〜・・・」
雲雀が綱吉の太ももをみて言う
「何か、ちょうどいい枕でもないかな」
「え?」
「膝枕・・・」
雲雀はまだツナよしの太ももを眺めている
「膝枕で寝させてよ」
「くすっ・・・いいですよ」
雲雀はそのまま倒れるように
綱吉の太ももの上に頭を乗せた。
<<緑〜たなびく並盛の〜・・・
大なく小なく並〜がいい〜・・・>>
「あっ!雲雀さん!携帯!」
綱吉は急いで雲雀を揺り起こす。
「んっ?あぁ」
ピッ
「(学校に携帯持ってきて、マナーにもしないんだ・・・っ)」
「もしもし?」
「(誰だろ〜)」
「あぁ、君か。
僕は君には用はないんだ。切るよ」
ピッ
「(一方的だー!!!!)だ、誰でした?」
「君のよく知る人物だよ」
「よく・・・?」
「六道 骸」
「雲雀さんの携帯番号知ってるんですか?!」
「教えてないよ」
「(それじゃ、骸ストーカー?!)
へ、へぇ・・・なんで骸は知ってるんでしょうね・・・あはは・・・」
<<緑〜たなび・・・>>
ピッ
「もしもし?!」
「(雲雀さん怒ったー!)」
綱吉は雲雀に少し近づいて
会話を聞こうとした。
そうすると、雲雀も綱吉に携帯を近づけてきた
―いやぁ、ひどいじゃないですか。
さっさと切るなんて〜
「何で僕の番号知ってるの?」
―それは・・・・秘密です。クフフフh・・・
ブツッ
「(切ったー!!!)」
「参るよね、最近のストーカーは」
「え・・・?!あ、はい!!」
<<緑〜た・・・>>
「(骸しつけー!!!!)」
「なに」
「(心なしか棒読みだー!)」
―いやぁ、最近の人は
人の話もろくに聞かないで電話を切るんですか?
「そうだね」
「(会話成り立ってねー!)」
―雲雀君・・・あなたはこの前戦った時から、
少しも成長してないんですね。
「どういう意味?」
―クフフ・・・言っていいんですか?
ツンデr・・・
ブチ
「(わー・・・今骸なんて言おうとしたー!!?)」
<<みどr・・・>>
ピッ
―いきなり切らないでくださいよー
「黙れ」
―でも、一応電話には出るんですね〜クフフ
「しつこいんだけど」
―世の中、粘り強くないと、
生きていけませんよー?
渡る世間は○ばかりでやってましたー
(※番組名は適当です)
「(そういうしつこいじゃねー!)」
「今君どこにいるの?
殺しに行っていい?」
―いや、ダメですダメです
今は、やっと具現化して電話してるんですから
「あっそ。具体的な用がないなら
もう切るよ」
―あーっ!待ってください!
「なんだよ」
―今なんでボンゴレといるんですか?
「え?膝枕してもらうんだ」
―なっ・・・!そ、そんなことは許しまs・・・
ブツッ
そして雲雀は素早く電源を切った。
「ひ、雲雀さん・・・っ」
「いい加減・・・眠いよ・・・」
雲雀はまた綱吉の太ももの上に
頭を乗せ、まぶたを閉じた。