もう一つのオレンジ

□六 紅の瞳
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独りって寂しい

独りって悲しい

独りって怖い













紅の瞳













こんにちは

星噛紅焔です☆

えっと

俺の最近の悩みは

幽霊がはっきりみえるようになったことです

まぁそんなに悩んでないけど

ぶっちゃけ楽しいけど

この間『あそこ』

つまりは俺の家族の家に行ったわけですが・・・

なんだか家がぶっ壊れまして

記憶とかもかなり曖昧で

ま 古かったからなーと

そんな感じで解決したのですが

・・・が!!

その日から

俺は幽霊が見えるようになったのです

始めはぼやーっとなんとなくだったのですが

最近ははっきりしてきました

これで俺も凛護たちの仲間入り?!

わーいw

「・・・う・・・紅!!」

「・・・ぅおうっ?!」

いきなり現実に引き戻された

「どうした? さっきからぼやっとして」

凛護が俺の顔を不思議そうな顔してのぞきこむ

・・・なんか可愛いぞ?

「あっ・・・べっ別にー♪」

俺は斜め上を向いてごまかした

「それより!!結果!!

 どうだった?」

そうだ

俺たちは期末の結果を見に来たんだった

「あ 一護!!」

「おっ 紅焔じゃねぇか」

がやがやと人が掲示板の前に集まる

その中から俺は一護とその他諸々を見つけた

「一護も見に来たの? 結果」

「おぉ」

「凛護ちゃん♪」

「あ 織姫 たつき」

「あいかわらずだねぇ・・・凛護ちゃん」

井上さんの周りにほわーと花がひろがる

「なにが?」

「えへー」

「・・・?」

「あぁ・・・ 気にすんな凛護」

井上さんと凛護 それから有沢さんたちが会話を始める

凛護は最近井上さんたちと仲がいい

一護と彼女が仲良くなったのをきっかけに

それ以上に仲を深めた

凛護に友達が増えるのは嬉しいことだ

俺も今度織姫ちゃんって呼んでみよう♪

「ほぉー 3位かぁー

 あいかわらずやるねぇあんた」

「えへへー」

「へぇー

 織姫ってそんな頭良かったの?」

「とてもそうは見えないでしょ

 けどこの子中学の時からベンキョウできるのよ」

「凛護ちゃんも18位だねー

 すごいねー」

「織姫が言うと嫌味に聞こえる」

「えっっ?!」

ごーめーんーなんて言いながら

井上さんはぎゅうぎゅう凛護に抱きつく

なんか・・・

「・・・癒されるねぇ・・・」

「ヘンタイか お前は」

一護がつっこむ

「失礼なっ 健全な男子高生としてはあたりまえじゃないか!!」

「そうともさっっ!!」

「ぅおっ?!

 どこから湧いて出てきたぁ!」

ひょっこりと一護の横からケイゴと水色がでてきた

「分かってくれるか!! ケイゴ」

「おぅ!!」

がしっ!!

お互いに腕を交差する

俺はケイゴと分かち合った

「・・・ところで紅焔は50位以内に入ってないよなー

 一護やチャドみたく裏切ってないよなー」

くねくねしながらケイゴが言った

「えっと・・・」

俺は困った

「アホ」

一護が横からずいっとでてきて掲示板を指差した

「え・・・」

「あはー・・・」

指差したそこに書いてあったのは

『20 星噛 紅焔』

俺 苦笑い

「20・・・位」

「・・・・・えへ」

「ほげーーーーーー!!」

ケイゴと水色が反り返る

「おおおまえらなんかあっちいけ!!」

「二度と遊んでやるもんかーー!!」

そう 叫びながら走り去っていった

「えっと・・・」

どうしよう・・・

追いかけたほうがいいの?

「気にすんな」

一護が俺の肩にぽんと手をのせた

「ほっとけ」

「うん」

一護がそう言うなら

いっか












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