もう一つのオレンジ
□九 夏の花火
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あぁ・・・
風が気持ちいい
やっぱり午前の風はひんやりしていて
気持ちがいい
私は河原の芝生に寝転がり
蒼い空に流れる雲を数えてた
浦原とのお勉強は一時中断
今度は一護に取り掛からなくちゃだから
だから学校でも行っててくださいな♪
なんていわれたけど
そんなとこ行く気にならない
だからこうして
・・・寝てる
一護サンに会わなくていいんですか
と聞かれたけど
正直会いたくない
それにきっと
一護のほうが会いたくないと思う
あんなみっともない姿・・・
あいつはああ見えて結構傷つきやすいんだ
だから
あいつが強くなってから私は会いに行く
姉の優しさ
だから
あいつが虚から死神に戻った今も
変わらない
今は会わない