短編小説

□佐々木まき絵とネギ君
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いつからなんだろ

ただカワイイと思ってた君が、いつの間にかカッコいいになっていたのは。

多分、君がいつもまっすぐに夢に向って頑張ってる姿を見たときからかな。

それとも、君がたまに見せる大人びた眼差しをするからかな。


いつもの居残りテスト、私はそんなことばかり考えていた。

「あの〜、まき絵さん? 」

「はわぁ! びっくりした〜どうしたのネギ君? 」

「あ、あの・・・・あとまき絵さんだけですよ」

周りを見渡す、本当に誰もいない

「あ、明日菜たち終わっちゃったの!? 」

「はい、ついさっき出て行きましたよ」

「そんな〜、明日菜に負けるなんて」

「だ、大丈夫ですよ。明日菜さんギリギリでしたし」
「じゃあ私はもっとダメじゃーん」

「僕が出来ないところ教えますから。頑張りましょう」

「本当? 」

「は、はい本当です」

「わーい、ネギ君大好きー」
「ま、まき絵さん抱きつかないでください」

「もう、照れちゃって。 ネギ君のおませさん」

「だ、だってまき絵さんが抱きつくから・・・・」

「えへへ、ごめんねー。ネギ君」

やっぱりネギ君は、カッコいいよりカワイイだね。
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