夢浮橋劇場再演

□【ハーメルンの笛吹き】


【ハ−メルンの笛吹き】

●笛吹の青年ー永泉・泉水・敦盛
●市長ー将臣
●市長補佐ー弁慶
●ネズミ使い?−惟盛(友情出演)
●ナレーションー譲

〜開幕〜


譲『ハーメルンの町では大量の鼠が暴れ回り人々を困らせていました。』

《ネズミを退治した者に褒美をとらす!  BY市長 》

譲『この貼り紙を見て三人の笛をもった青年が市長のもとを訪れました。』

永泉「あの、私は旅の笛吹きにございます。貼り紙をみて伺いました。」

将臣「あ、また笛吹きかよ。」

譲『市長の元にはすでに、2人の笛をもった青年が来ていました。』

弁慶「すみません。市長はやや言葉が悪くて・・では、よろしくお願いしますね。退治した後は僕のところにきていただけますか?」

将臣「ま、ぼちぼちたのむぜ。」



敦盛「では私の笛でねずみをおびき寄せるとしよう。」

泉水「わかりました。では水に誘い込んだところを私たちが浄化しましょう。」

譲『敦盛と名乗る青年が笛をふくと、鉄鼠の群れがおしよせてきました。』

永泉「これは・・・。」
敦盛「ただのネズミではないようだ。」
泉水「力を合わせましょう。」

永泉・泉水・敦盛「「「紫雨清浄」」」

譲『三人は鼠たちをやっつけました。』


惟盛(友情出演)「おお、私のかわいい鉄鼠たちが・・。」

敦盛「あなたは・・・・。」

惟盛「許しませんよ・・・。」

弁慶「そうですね。まさかあのネズミたちを退治できるとは・・無能な市長を引きずり降ろし、僕が後がまにつく計画だったのに・・
。」

永泉「あなたの策略だったのですか!」

弁慶「惟盛殿、彼らは危険です。消していただけますね。」

惟盛「言われなくてもそうするつもりです。覚悟!」

譲『ネズミ使いが三人に襲い掛かった時、大刀をもった男が現れ、』

将臣「まかせろ!」

惟盛「ぐあぁぁぁ。」
弁慶「うわぁぁぁ。」

譲『ネズミ使いと裏切り者の弁慶をやっつけました。』

将臣「あぶなかったな。」

敦盛「あなたは、市長・・・。」

将臣「いやあ、しかしラッキーだったな。おまえらみたいな強い奴がきてくれて。これでこの町も安泰だ。」

泉水「市長殿、あなたが彼らを倒せばすぐ解決したのでは・・?」

将臣「ん、ああ。そういやそうだな。」

譲『こうしてハーメルンの町には平和が訪れました。』

譲(あれ、こんな話だっけ???)



       おしまい

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