卍
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静かな夜の沈黙がいっきに破壊された。
「出たぞー!!!!!」
ざわめきはじめた屋敷。
京は眠りを妨げられて不機嫌だったがそんな事をしている場合ではない。
裸の上半身に上着をはおい、外に出た。
周りでは下人達が屋根やら庭やらを探しまわっている。
今一状況理解に遅れてたが、すぐに盗みが入ったのだとわかった。
堕「京!!何もとられてへんか?!」
京「…」
堕「京!!!」
京「っ、何、どうした!」
堕「いや、大丈夫か?」
京「うん…俺んとこは大丈夫やけど…」
京は確認もせずに言った
堕「今んとこは何もとられてないらしいけどな。下のやつが、京の部屋の前に人がおったゆうとってん」
京「そうなん?!…知らんかった…笑」
堕「いや、笑い事やないし。笑←」
京「…盗みに失敗したんやろ」
堕「わからんけど、こんなとこ来れるなんてよう勇気あるな…」
京「せやな…」
2人で話していると遠くから心夜が小走りで走ってきた。
心「京!」
いつもは落ち着いている心夜のはずが、焦っている
京・堕「心夜!!」
心「大丈夫やったん?!」
京「何にもあらへんよ」
多くのものから心配される。
それは多くのものから信頼され、慕われているということ。
そんな京様、どうやら眠気が襲ってきたようです。
京「何もないやん…俺寝るわ」
堕「京?!」
心「…うざい」(恐)
そして屋敷は先程の静けさを取り戻しました。
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