小説
□あなただから
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うららかな春の日差しの下
真選組の屯所には、今日
も罵声が轟いていた。
「山崎ィィィっ!!てめ
え何ラケット振り回して
んだっっ!!」
声の主は、真選組鬼の副長こと土方十四郎である。
その土方の声の矛先は、も
ちろんあれに向けられて
いた。
「わぁぁぁっ!副長すみ
ません〜っ!」
少々情けない声を出して
逃げ回っているそれは、
真選組監察の山崎退であ
る。
今日も勤務中にミントン
をして、土方に追いかけ
られているようだ。
山崎は人気のない屯所裏
の廁の前まで逃げたが、
そこで土方に捕まってし
まった。
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