02/09の日記

15:01
東堂短編
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冬がまるで終わる気配を見せない、そんな2月のある日の事


「寒…」

「確かに、今日は一段と冷えるな」


学校の帰り道。
マフラーに埋まったわたしの言葉に東堂さんが白い息を吐きながら笑う
このクソ寒いのに何が楽しいのか、彼は本当に楽しそうに笑う


「そうだ、そんなに寒いのであれば手を繋ごうではないか!」


名案だとばかりに言われた言葉と差し出された手、それと彼の顔を見比べて


「遠慮しときます。身も心も冷えそうなんで」


と、可愛げの無い返答をしておく


「冷えはせんな!」


なんて、文句を言う東堂さんに笑って誤魔化した

きっと耳が熱いのは寒さのせいだと






スタバでチャイティー飲みながらガリガリと。
彼女はきっとあまのじゃく(笑)

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