タンペン
□証の首輪
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「あぁ、そうだ、後でプラシドのサイズも測っておいてよ」
「プラシド様の?」
「あいつには執事をやらせるからさ、キヒヒ!」
「はぁ…」
一通り体のサイズを測り終えたルチアーノは楽しそうに言った
「別にプラシド様が執事などやらなくても、わたしがやりますのに…」
「何言ってんだよ」
ルチアーノが襟を掴み、顔を引き寄せニヤリと笑う
「あんたはボクの犬だろ?執事なんてやる必要ないよ」
「…そうでした」
首にまかれた首輪がその証だといわんばかりに鈍く光った
証の首輪
(あっ、でも運転手はやってよね)
(かしこまりました)
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