駄Novel

□大好きなパパ
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パパ、パパ、だぁい好き!ユウが大きくなったら、結婚してあげる!

     *

俺にも、そんな事言ってた時代があった。

スラム街で独りゴミを漁っていた俺に、初めて光を与えてくれた人…

 フロワ・ティエドール

だけど、今は…あの親父が、正直…うざい!

「ユウ君、駄目だよ、年頃の娘さんなんだから、ちゃんと服を着なきゃ!」

「…俺は男です。」

「僕にとっては、ユウ君は可愛い一人娘なの!」

「マリとチャオジーが居るだろ…ディシャだって居たんだし…。」

「だからぁ、ユウ君は娘なの〜それに年齢的には末っ子でしょ?だからユウ君は特別可愛いんだよ愛してるぅ〜Vv」

羽交い締めにされて、デコとほっぺにちゅーされた。

そして最後はつむじ。

つむじにされるちゅーは、屈辱的だけど、嫌いじゃない。

    だって…

いくら強がって、一匹狼装っていても…俺は…

 まだまだガキで…

   やっぱり

 パパが大好きだから。

-fin-
 
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