駄Novel

□愛され幼児化神田
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神田が2歳児になって5日がたった。

僕が、鍛練にいってる間、当然神田はお留守番な訳で、化学斑や、ファインダーの皆さんに面倒見てもらっている。

「おりちゃん、ご本よんで下しゃい。」

と、以前大人神田とイザコザのあったファインダーのバズさん達にお願いしていた。

「あぁ?神田なんで俺らがそんな事しなきゃなんねえんだよ!」

と、大人げない事を言って神田を邪険に扱っていると、うっ…と泣きそうな顔で神田が目をウルウルさせて

「…メなの…?」

と、言うと…その辺にいた全員が、クラッとなり

「メッじゃないよ?どの絵本にするのかなぁ?」

と、余りの可愛さにめろめろになり神田の争奪戦が始まっていた。

「神田殿は、俺の膝に座るんだよ!」

「いーや、俺だ!」

何とも、下らない喧嘩だ。
その内神田が、ビエーンと泣き出し皆が困惑していると

「お兄ちゃあん!」

僕を、見付けた神田が、
ヨチヨチと幼児特有の動きで走って来た。

あぁ、ヨチヨチ歩き超可愛いVv…ファインダーの人達がほぅ、と息を吐いた。

「ほぅら、ユウちゃん怖くない怖くないね?」

と、あやしながら背中をとんとんと、優しく叩く。

神田はと言うと、リナリーからもらった例のオシャブリをちゅっちゅし、心を、落ち着かせている。
2歳位の幼児はまだ感情コントロールが出来ないので指や、オシャブリを吸って、落ち着く事を覚えるらしい。

うわぁ、神田のオシャブリ萌え〜Vv超可愛いVv

と、ファインダーの一部の人が、甘えん坊の神田にすでに、デレデレだ。

「お兄ちゃんユウねお腹しゅいたの。」

「ん、僕も空いた…食堂行こうね♪」

抱っこしようとすると、神田が

「ユウ赤ちゃんらないかや、あゆけゆもん!」

と、怒ってヨチヨチと歩きだしたが、直ぐにへばって転んでしまった。

「あっ!ユウちゃん!」

「…ふえぇいたいぃ〜!」

また神田は泣きながら僕の腕の中に戻った。

ずっと側にいるからね?違う、いて欲しいよ神田。
 
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