駄Novel
□愛され幼児化神田
1ページ/8ページ
神田が2歳児になって5日がたった。
僕が、鍛練にいってる間、当然神田はお留守番な訳で、化学斑や、ファインダーの皆さんに面倒見てもらっている。
「おりちゃん、ご本よんで下しゃい。」
と、以前大人神田とイザコザのあったファインダーのバズさん達にお願いしていた。
「あぁ?神田なんで俺らがそんな事しなきゃなんねえんだよ!」
と、大人げない事を言って神田を邪険に扱っていると、うっ…と泣きそうな顔で神田が目をウルウルさせて
「…メなの…?」
と、言うと…その辺にいた全員が、クラッとなり
「メッじゃないよ?どの絵本にするのかなぁ?」
と、余りの可愛さにめろめろになり神田の争奪戦が始まっていた。
「神田殿は、俺の膝に座るんだよ!」
「いーや、俺だ!」
何とも、下らない喧嘩だ。
その内神田が、ビエーンと泣き出し皆が困惑していると
「お兄ちゃあん!」
僕を、見付けた神田が、
ヨチヨチと幼児特有の動きで走って来た。
あぁ、ヨチヨチ歩き超可愛いVv…ファインダーの人達がほぅ、と息を吐いた。
「ほぅら、ユウちゃん怖くない怖くないね?」
と、あやしながら背中をとんとんと、優しく叩く。
神田はと言うと、リナリーからもらった例のオシャブリをちゅっちゅし、心を、落ち着かせている。
2歳位の幼児はまだ感情コントロールが出来ないので指や、オシャブリを吸って、落ち着く事を覚えるらしい。
うわぁ、神田のオシャブリ萌え〜Vv超可愛いVv
と、ファインダーの一部の人が、甘えん坊の神田にすでに、デレデレだ。
「お兄ちゃんユウねお腹しゅいたの。」
「ん、僕も空いた…食堂行こうね♪」
抱っこしようとすると、神田が
「ユウ赤ちゃんらないかや、あゆけゆもん!」
と、怒ってヨチヨチと歩きだしたが、直ぐにへばって転んでしまった。
「あっ!ユウちゃん!」
「…ふえぇいたいぃ〜!」
また神田は泣きながら僕の腕の中に戻った。
ずっと側にいるからね?違う、いて欲しいよ神田。