駄Novel

□只ショタその2★
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神田がちぢんで、2日が経つ。

コムイさんが調べた結果、神田は後、2週間は幼児のままだそうだ。

「お兄ちゃあん、おちっこ〜!」

神田がシャツの裾を引っ張ってきた。

「え、おしっこ?」

チラリと、神田を見た。

「…って、もうしちゃってるじゃないか。」

この手の事は、日常茶飯事だ。

「ユウちゃん、おしっこしたくなったら直ぐに言わなきゃ駄目だよ?」

「…ごめんなちゃい。」

トイレトレーニングって、根気がいるな…マナも僕がこの位の時大変だったのかな?とか思った。

抱っこしている神田が、かくんと船をこぎ始めた。

「ユウちゃん、おねむ?」

「やぁ〜…。」

神田が、寝然りしているので、お昼寝をさせることにした。

「お兄ちゃん…、どこ?」

神田が、不安げに手を伸ばして来た。

「ココにいるよ?」

「おかあちゃまみたいに、いなくなっちゃやだよ。」

泣きそうな顔でしがみついてくる。

「いなくならないから、安心してねんねしてね?」

「うん…。」

すーすーと、神田が眠り始めた。

そうだよね…まだママが恋しいよね?
だって、今の君は…、3歳にも満たない子供なんだもの。

僕は、神田の髪を撫でてみる…すると神田が

「…アレンお兄ちゃん、だいしゅき」

と、寝言を言った…。

「君って、何時も自覚なく僕を煽るよなぁ。」

「僕もだよ、ユウ。」

そっと、マシュマロホッペにキスを落とした。
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