PresentNovel

□ラビ兄ちゃんと、公園デビュー
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「そろそろ上がるさ、ユウ?」

「うん、にぃに〜ユウまんまほちー。」

「あ〜俺も、腹減ったさ〜何食さ?」

俺は、ユウが食えそうな柔らかい物を探した。

クレープの屋台がある。

「ツナ一ツね!赤ん坊も食うから、うんと柔らかく焼いて欲しいさ。」

「美味ち〜いほっぺおちうVv」

「あそこのクレープ美味しいさ!後でアレンにもお土産にしてやるさ?」

「うんVvまま喜ぶ?」

「そりゃ、食いしん坊アレン様だもん、喜ぶさ。」

暫くすると

「ユウままに、こぇ、あげゆの。」

と、ユウは綺麗な花を持って言った。

「綺麗さね、少し早いけど河原撫子みたいさね。」

「ナデチコ?」

「うん、綺麗な薄ピンクさね、ユウの唇みたいさ。」

「ほんと?まま喜ぶ?」

「当たり前さ、だってユウがアレンの為に取ってきたんさよ?」

「うん♪」

ユウの笑顔は、小さな花がパッと咲いた時の様に可愛く綺麗だ。

「1番のお土産は、やっぱりユウの笑顔なんだろうな。」

「ユウの笑顔?」

「うん、ユウだって俺やアレンが笑ってると、嬉しいだろ?」

「うん、嬉ちい!」

「ん、良い笑顔さ♪」

俺は、ユウを抱きしめて
ほっぺにちゅうをした。

「キャ♪にぃに、くしゅぐったいVv」

楽しそうに笑うユウは本当天使みたいさ。

ユウが、女の子じゃなくて良かったさ、お嫁さんになんてやりたくない!

コムイの気持ちが良く分かるんさ、最近…。

   でも…。

ああは、なりたくない…
つか…なれないっしょ。 
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