PresentNovel
□お酒は20になってから
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「今日は、大人も子供も関係ないよー!乾杯!」
と言うコムイさんの一言で飲み会が開かれた。
「僕お酒苦手なんだけどなぁ…。」
ため息を付いた僕に、ラビが
「そうなん?じゃあカルアミルク飲んでみるさ!カフェオレみたくて飲み易いっしょ?」
「あ、美味しい。」
「ゲ!!4杯も丼サイズで飲んだんさ?何とも無いさ?アレン。」
「えぇ、別に…何かあるんですか?この酒。」
「そのカクテル結構アルコール度数強いんさよ?」
「あんま分かんないや。」
「マジかよ…アレンって意外とザルなんさねι」
「神田先輩は、なんでカルピスなんすか?」
チャオジーが不思議そうに質問している。
「…刻まれてぇのかテメェ。」
痛い所を突かれた神田は、不機嫌の滲み出た鬼の形相でチャオジーを睨み付けた。
「えええ!滅相も…!」
何で不機嫌なのこわっι神田先輩…こわっι
「神田は、すっごくアルコールに弱いんですよ。」
あぁ成る程…でもここは一応…
「へえぇ;意外っす!」
慌ててバレバレのヨイショをするチャオジーに皆苦笑いだった。
「ふん…。」
と、完全に拗ねてしまった神田は間違って、ゴズが飲んでいたカルピスサワーを一口飲んでしまったのだった。
「うわ!かっ神田さんそれお酒ですよ
顔が一気に紅潮し、神田はテーブルに突っ伏したのだった。
「あぁっ!ゴズさんがカルピスサワーとか紛らわしい物飲んでるから!!ι」
と僕は叫び、神田を抱き起こしたら、いきなり神田からキスされた。
「か…神田!?な、なにを…したんですか。」
流石の僕もこれには焦った。
「ん〜、ちゅう?」
と小首を曲げて可愛らしく答えた。
「ここ食堂ですよ?皆に見られても良いの?」
「良いの〜早くアレンのちゅうほ〜し〜い〜!」
と、甘えん坊モード全開で甘えてくる神田が可愛くて仕方ない。
「はいはい、んちゅ〜Vv」
「もっかいv」
「んちゅ〜Vv」
「もっと!」
「んちゅ〜vvv」
「ちゅ〜Vv」
「ちゅーW」
「フフッ満足?」
「うんWW」
「ユウちゃん、俺にもちゅうしてさーVv」
「ぃや!アレンが良いのっ!」
と幼子の様に、ぷいと僕に抱き着く神田を見た数人がキュキューンと萌え死んでいた。
たまたま来ていた、バクさんや、ルベリエさんまで、"神田きゃわいいっ"と、叫んでいて…
周りの皆がドン引きした。
「はいはい、行きましょうね〜。」
眠たくて愚図り出した神田を、おんぶして
僕と神田は食堂を後にした。