novel

□give me smile
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「あらあら、孫くんの事になるとくいつくのね?」

「…あいつも来るならオレは絶対に行かん」


オレはブルマから目を逸らしそう言った。


「何よ、あんた孫くんのことまだ嫌ってるの?」

「当たり前だろうが。あんな下級戦士に、王子であるこのオレが…!!」


ブルマが、はぁ とため息をつき、半眼でオレを見た。


「…ったく、いいから、行・く・の・よ!!」


反論する暇もなく、オレはアンダーシャツを掴まれ、重力室から引っ張り出された。



*****





「ねぇねぇお母さん、恋ってどういうものなの?」


幼い悟飯が母親に聞く。

今オレはカメハウスとやらにいる。あの後ブルマに無理矢理連れていかれて…だ。


「あんれまぁ〜悟飯ちゃんもそったらこと聞くようになっただか!恋っちゅーもんはな?好きな人のこと見てるとドキドキしたり、考えただけでぽーっとなっちまうことだよv」

「そうなんだぁー…なんだか僕には難しいや;」


他愛ない話をしている下等生物ども。つくづく下らん。


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