novel
□その世界の中で
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「あの怪我…どうしたんだ?ルトタ星人にやられたのか?」
バーダックは、話し出した。
ルトタ星人は勝てない相手ではなかった。だが、金縛りを使う特種なルトタ星人をいることを知らなかった。金縛りをかけられ動けなくなり、そのままルトタ星人に集団で襲われた、と。
常人ならば死に至るほどの怪我を負わされたバーダックだったが、持ち前のタフさでなんとか生きて帰ってこれたらしい。
「そんなことがあったのか」
「俺としたことが、油断してたぜ。」
確かにバーダックは、普通にやられるほど弱くはない。その出来事を聞いて、ターレスは納得した。
「死ぬかと思ったか?俺が。」
今まで目を合わせていたターレスだったが、不意にバーダックから目を逸らした。
「そんな事、分かんねぇけど。ただ、お前がいなくなるのが…怖かった。オレ、バーダックがいなくなくなったら、どうしていいか分かんねぇよ…」
今までに聞いたことのないような弱々しい声で、ターレスは答えた。
言ったターレス本人も驚いていた。
それを聞いて、バーダックはしばらく黙っていたが、意外な行動に出た。
「っ!?いで、いててて、ちょ、バーダック!?」
ターレスの頬をつねったのだ。
「不安そうな顔すんじゃねぇよ。お前らしくねえぜ?」
そう言って、つねっていた指を、バーダックは離した。
「俺が死ぬときは、お前と一緒だ。」
その言葉は、ターレスの心を揺さぶった。
つねられていた頬がじんじん痛む。その痛みが、なんだか温かい。
「すまねぇ…逆に気ィ使わせちまったな。でも、すげぇ、安心した。」
ターレスは申し訳なさそうに、しかし嬉しそうにそう言った。
「だけど…俺ぁ、そんな弱そうなお前は好きじゃねぇ。いつもみてぇに、なんつーか…余裕な所が、俺はいいと思うけどな。」
思いがけない事を言われ、ターレスは再び驚いた。
確かに、いつも妖麗な雰囲気を漂わせているターレスと今とでは印象が全く違った。
「フッ…そーだな。やっぱオレは、ドSでエロくて俺様なのがオレだよな☆」
「んー…まぁ、そういうことになるな…(ったく、すぐ調子に乗りやがるから、こいつは;)」
そんなこいつを愛しているんだな、俺は。と、バーダックは思った。
いつ死ぬか、いつ会えなくなるか分からない、
こんな世界で生きている俺達。
それでも、死ぬまで一緒にいたい…そう思うのはいけねぇ事か?
END
あとがき
タレバダ小説が少ない…!書かねば…増やさねば…!
ということで出来上がったのがこの小説です←
ターレス必死じゃーん!余裕じゃないじゃーん!エロくないじゃーん!!
と思った皆様、スミマセンorz
次回こそ…!次回こそはドSエロエロ俺様ターレスを(ry
まあ…あれですよ。(なんだよ
サイヤ人の過酷な日常的なのを書きたかった訳です。←
フリーザ様の命令で動くサイヤ人。いつ死んでもおかしくない環境で愛し合った二人。
そんな感じです。(どんな感じだ
次回こそは…!待っててくれレタス!
…ってかピマーて誰だ(※オリキャラ男子サイヤンです)