novel
□天使の翼
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「…そっか。これでオラが心配する事はねぇな。」
悟空は、安心したように言った。
「カカロット…オレには貴様が必要だと言ったが…これは、『愛』なのだろうか…?」
ベジータは、そう、悟空に問いかけた。
「…それはおめぇ自身が決めることなんじゃねえか?」
次の瞬間、悟空の体が光を発し始めた。
「わりぃ、オラ、そろそろ行かねぇと。」
「そう…か。」
「おめぇがオラを愛してるかどうかは、おめぇが決める事だけど、オラは、おめぇの事…」
「っ、カカロット!」
手を伸ばし、引き止めようとしたベジータだったが、もうそこには悟空はいなかった。
かわりに、悟空がいた場所には、天使の羽が一枚。
「カカロット…」
いなくなる瞬間、はっきりと聞こえたその言葉。
『愛してるからな』
END
…初書きシリアスです。
ベジータが、「もうオレは戦わん」と言ったあと、どうやって立ち直ったかをイメージして書きました。
初めてお互いの気持ちを確かめ合ったという形でしたが…
いかがだったでしょうか?
それにしても、短いッッ!!
今回もすみませんでした…;